開催概要
ベンチャー企業のCFOとして数々の資金調達実績のある公認会計士 北條 明宏氏と、元ベンチャーキャピタリストの 山口 泰典氏、そして関西ベンチャー企業として株式会社Flucleを創業された種田 成昭氏お招きし、それぞれの観点から資金調達についての経験談を紹介するセミナーを開催しました。
メイン講師である北條氏からは、シード期は「妥協と根気!」という言葉でセミナースタート。資金調達前に知っておくべきポイントとして、企業価値の基本的な考え方やシード期における投資家が見ているポイントを解説。また、投資判断のポイントとなるのは、テストマーケティングがきちんとできているか、1,2社でもそのプロダクトを利用している顧客がいるかなどの実績。そして売り上げがなくともしっかりとしたチーム構成がされているかなど、企業の本気度も重要なチェックポイントになるというお話がありました。
元VCである山口氏からは、赤字でも売り上げがどれだけ伸びているのかが重要であり、売り上げの手前にある顧客数、KPIの伸びなどの指標についてお話頂きました。そしてやはり一番大切なのは、起業家の「人柄」であり「チームメンバー」に可能性を見出しているそうです。
多くのベンチャー立ち上げに関わってこられた種田氏からは、ピッチ登壇でのプレゼンの見せ方や会社のブランディングの重要性についてお話頂きました。また、ネットワーク拡大にあたっては沢山のVCや投資家と会って自分に合う人を探すことが重要であり、適切な人たちとの繋がりを構築することの大切さをお話されていたことは印象的でした。
また、投資以外にも融資政策の活用方法や、そのメリット・デメリット事例も紹介。シード期からシリーズAに関しては、企業価値選定の仕方はあるようでなく、大半が感覚と経験なんだそう。参加者のみなさんからも、実際のところはどうなんですか?という質問の声も多く、リアルな話を交えた回答は会場の笑いを渦に巻き込んでました。
「ここだけの話ですが・・・」「ぶっちゃけっるとこうなんです!」が飛び交うセミナーとトークセッションは、講師陣の成功と失敗から学んだ実体験が沢山詰まった「ここだけ(OIH)」の時間となりました。
イベント概要
ガチで資金調達したい人のためのセミナー!関西で資金調達するコツ教えます
開催日時 2019年11月6日(木)