
開催概要
ビジネスアイディアの構想初期段階から、世界水準のスタートアップ・エコシステムを体感し、海外に通用するマインドを育むことを目的とした「OIHグローバルアントレプレナープログラム」。今回は、2025年2月10日から2月14日にかけて、アメリカ・ボストンを訪問しました。
非常に内容の濃い5日間だったため、本イベントレポートでは特に印象的だったプログラムをピックアップしてご紹介します。OIHは今後も海外ワークショップを予定しているので、「世界をめざして参加してみたいけれど、どんなプログラムなんだろう?」と気になっている方へ、少しでも雰囲気が伝わると嬉しいです!
【DAY1】
最初のプログラムは、在ボストン日本国総領事館でのオープニングセッション。ボストンのスタートアップ・エコシステムや主要産業に関するお話を聞き、ボストンの成熟したイノベーションの仕組みについて理解を深めることができました。

在ボストン日本国総領事館での様子
また午後には、ニューヨークやカナダに拠点を構える京都発のVC、「Monozukuri Ventures」最高投資責任者 関氏からの講話も。資金調達におけるアメリカと日本のプロセスの違いやその評価軸などについて、リアルな知見を頂戴しました。
【DAY2】
2日目は、アントレプレナーシップ教育で全米1位を誇るバブソン大学へ訪問。プログラム後のアンケートで、参加者から「一番価値のある経験ができた」との声を多くいただいたプログラムです!

バブソン大学 クラスルームでの様子
本大学で経営と起業の授業を担当する山川准教授の講義に参加させていただいた後、現地学生に交ざって英語ピッチを披露。渡航前にピッチブラッシュアップのメンタリングを受けていたので、みなさん堂々とした発表でした。

ピッチの様子
現地学生のピッチを見ていて感じたのは、日本とは違ってエンターテインメント性がとても高いということ。オーディエンスを飽きさせない仕組みになっていて、「ピッチの概念が覆った」という参加者も!

現地学生とのネットワーキングの様子
【DAY3】
3日目は、アメリカの名門大学であるマサチューセッツ工科大学(MIT)とハーバード大学へ訪問しました。さらに、初日に在ボストン日本国総領事館の方から、“バイオテクノロジー分野のスタートアップを支える重要拠点”との説明があったインキュベーション施設、「LabCentral」も見学。なぜボストンは大学都市としてここまで成長を遂げられたのか、その理由を体感できる貴重なプログラムとなりました。
【DAY4】
4日目は、ディープテック界隈の学生や研究者、スタートアップ、VCなどが集結するイベント、「Deep Tech Forum」に参加。

「Deep Tech Forum」での様子
その後は、イノベーション拠点であるCICケンブリッジを訪問しました。本施設はオープンスペースが多く開放的。“入居者はライバルではなくコラボレーター”という言葉も印象的でした。

CICケンブリッジでのツアーの様子
スタートアップ創業者、投資家、研究者、学生、企業の新規事業担当者などが集まるイベント「Thursday Gathering」にも参加!現地のキープレイヤーたちと積極的に交流しました。

「Thursday Gathering」の様子
初日に比べ、参加者はそれぞれ“自分が何者であり、何を解決するためにここに来たのか”を明確に相手に伝えられるようになっていました。さらに、そこから次のチャンスへとつなげるためのコミュニケーションの取り方も習得できているようです!
みなさん短期間のプログラムで飛躍的に成長しており、実際に現地を訪れ、現地の人々と関わることの重要性を改めて感じました。
【プログラムを終えて】
参加者からは、「個人では体験できない多面的な内容で、想像以上の成果が得られた」「プログラムに参加したことで、海外進出までの想定スケジュールが2年短くなった」など、嬉しいフィードバックを多数いただきました。
OIHの海外ワークショップは、グローバルな視点を持つ起業家や学生を育成し、海外市場に挑戦するスタートアップの創出を目的としています。「自らのビジネスアイディアを国際的なステージで実現したい」という熱い想いとチャレンジ精神をお持ちの方は、ぜひ次回のプログラムにご参加ください!
イベント概要
イベント名:OIHグローバルアントレプレナープログラム in Boston!
開催日 2025年2月10日(月)~2月14日(金)