センサネットワークによる人位置計測技術・人位置計測結果のデータ

概要

本研究は、ショッピングモールのような人が行きかう街角の広場や通路において、センサネットワークを用いて街角の状況や場所の使われ方を理解するという街角環境理解技術、ロボットが環境と調和して移動したり、人々に親和的に話しかけたりするためのインタラクション技術を実現します。街角を移動して人々と対話するロボットが、環境に調和して様々なサービスを提供できるような「ロボットによる街角の情報環境」を構築します。
今回のハッカソンで提供可能な2つの技術(人位置計測技術、およびロボット関連技術)に関してご紹介致します。

1. 人位置計測技術

高所に距離画像センサ(Kinectなど)を複数台設置する事で、広い範囲で、人の位置や高さを計測する技術です。
本技術は、実際のショッピングモールで1年以上に渡り、人位置・高さ情報を計測してきた実績を持っています。


本技術は、人位置・高さをリアルタイムで受け取るAPIを備えています。
また、過去に記録した人位置計測結果やビデオデータを再生する機能も備えています。
これらの機能を用いてノートPCなどから過去のデータを再現することで、センサが存在しない場所でも、計測可能な人位置や高さを利用するアプリケーションの開発が可能となります。
ハッカソンでは、こうしたアプリケーション開発で利用可能な開発環境を提供する事も可能です。

すでに提供可能な人位置追跡結果を公開しております。
このデータは、以下のURLからアクセスできます:
http://www.irc.atr.jp/crest2010_HRI/research.html

2. ロボット関連技術

ロボットが街角と調和し移動しながら、自然に人々と対話する技術を紹介致します。

a) 街角におけるロボットの親しみやすいすれ違い方

ロボットは街角で、道案内などのインフォメーションの役割を果たすことが期待されています。 ですが、たくさんの人が行き交う街中で、ロボットはどう人々とすれ違えば親しみを与えたり、不快感を与えずに済むのでしょうか?
本研究では、ロボットが自然に、それでいて人にとって親しみを感じさせるような歩き方を実現します。

b) ロボットの回りで起こる混雑の回避

ロボットの存在は大人や子どもたちの好奇心を刺激するため、ロボットの周りにはよく集まりができることがあります。でも、例えばそれが狭い通路のような所だと、他の人の通行を邪魔してしまいます。ではどうしたらロボットは混雑を起こさないようになれるのでしょうか?
本研究では、ロボットがロボットの周りで起こる混雑を知り、混雑を起こさないように行動するやり方を実現します。

c) 受け取りやすいようなチラシを配る技術

駅やショッピングセンターの中で、チラシを配っている人をときどき見かけることがあります。よく観察してみると、チラシ配りをする人は、向こうからやって来る人の動きを読みながら、相手に対して受け取りやすいようにチラシを配っていることが分かります。ではどうしたら、ロボットはこのような動きができるようになるのでしょうか?
本研究では、チラシを自然に受け取ってくれるようなロボットのチラシの配り方を実現します。

推奨環境

システム稼働用計算機
CPU: Intel Core-i5 2GHz以上
メモリ:8GMB
OS:Windows7
使用言語:Windows7
開発環境:Eclipse(Indigo以上)